いま日本でも注目されているサイドマウントダイビングについて、プロダイバー向けのワークショップがSDI TDI ERDI JAPAN事務局のある名古屋で開催されました。
SDI TDI ERDIとは、今年から新しく日本での活動が始まったダイビング指導団体です。レクリエーショナルダイビングを指導するSDI。テクニカルダイビングを指導するTDI。そして救難救助ダイビングの指導団体ERDIという3つのブランドを所有するハイクオリティかつフレキシブルなダイビング教育&トレーニング機関です。
今回の講師は、TDIトレーニング部長で、サイドマウントダイビングのメッカであるメキシコ・セノーテで実際のサイドマウントダイビング活動を行う田原浩一が担当しました。
今回のワークショップには、東は東京、西は神戸、北は岐阜、南は和歌山など各地から、今活躍中のプロダイバーたちが総勢20名集結しました。みな今ダイビング業界で注目を集めている方たちでダイビングに対する意識の高さが伺えました。
午前のレクチャーですが、まずはサイドマウントダイビングがどのようにして始まったのか。サイドマウントの特徴、オーシャンでサイドマウントを行う注意点、また日本でオーシャンサイドマウントを行う人たちが見過ごしている危険性とそこに対応するための必要なスキルなどについてお話がありました。特にこれまでのバックマウント器材とはレスキュー手順がまったく異なりますし、今現在そのようなレスキューマニュアルがないことも懸念。これからSDI TDIサイドマウントダイバーコースとインストラクターコースでは、最適なレスキュー方法の実践もカリキュラムに含めていく予定です。そして具体的にサイドマウント器材を実際に使用してみての考察。ここからはX-Deepのデビットさんも壇上に上がってもらい器材説明もありました。
サイドマウントの知識を吸収してもらった後は、ランチタイム! 事務局のBBQテラスにて、forthelement/Xdeep JAPANのデビッド・グラハムさんの激ウマ!!グラハムバーガーを食べながら、楽しくお話し。このアットホームなかんじが、SDI TDI らしい雰囲気でした。
午後からは、プールでのデモンストレーションです。サイドマウントの装着手順、スイミングテクニック、中性浮力、トリムなどの基礎スキル、エア切れの対応のSドリルやエア漏れ対応のVドリル、さらにサイドマウントの際のレスキュー手順までデモンストレーションでもりだくさんでした。知識に続いて、実際に本場メキシコセノーテでのサイドマウントテクニックを見ることで、みなさんにサイドマウントの正しいイメージが伝わりました。
スペシャルゲストにstreamtrailのデイブ君も登場
夜は名古屋の繁華街 栄にて懇親会! 店長さんもダイバーの「囲み屋」さんへ。ダイバーつながりで、超豪華に名古屋飯グルメを楽しみながら大盛り上がり!!
なんと協賛で、forthelementさんから、ウエットスーツ! 村上商事さんからは、ハンモック!! じゃんけん大会でもりあがりました。
今年の10月には、プロ向けのTDIサイドマウントダイバーコースを田原部長担当で開催する予定です。オーシャンでの安全管理、レスキューなどの項目も含めた本来必要なサイドマウントでのスキルやノウハウがしっかり身につくコースになると考えています。より高品質なプロフェッショナルを目指すインストラクターさんたちにおすすめのコースです。お問合せお待ちしております。
参加者の方からの声
【サイドマウンドワークショップに参加して】
今回サイドマウンドをしたことのない私としては、プロとして知らない技術を知りたい!と思い参加させて頂きました。
田原さんのお話は、サイドマウントがケーブだけではなく、オーシャンで使用する場合という前提でした。
サイドマウンドをケーブではなく、オーシャンで使うという意味があるのかなぁ?!と思いましたが、ケーブでもオーシャンでも通じる準備の大切さやバディチェック、またインストラクターの技術の高さが求められることを痛感しました。
特に中性浮力とトリムの違いについて、またあおり足のスキルには拍手喝采でした!
田原さんのスキルを見せて頂いた瞬間に…思い知らされました。
プロとして講習をする上では当然ですが…
知っていても、細かいところまで、分かりやすいように教えてあげられるようにならないと意味がない!
サイドマウンドはまだまだ分からないことだらけですが、若い世代にもどんどん広げていきたいと思います。
まずは私が今月サイドマウントデビューしますっ!!
田原さん、加藤さんありがとうございました!!
6月27日名古屋のSDITDIERDIJapan事務局においてサイドマウントのワークショップが開催されました。
講師は知る人ぞ知る田原さん。
さて、どのような話が聞けるのか。
実は僕の今回の目的はサイドマウントを学ぶというよりもサイドマウントのスキルをレジャーのバックマウントに活かせないか。
もし、活かせる物があるのならばそれを田原さんから盗んでやろう!
と目論んでいました。
自分自身サイドマウントは経験していたけど、2系統独立の安全性等は魅力的なもののconfigurationの煩わしさや講習内容の複雑さから考えてケーブもやらないし、うちのお客さん層には無理やなぁ。という結論でした。
ただ、今回のワークショップはオーシャンでの使用も考えてという内容だったので興味が湧きました。
結果から言うとオーシャンでの使用はデメリットが多く、そのデメリットも納得の出来るもので、その対策としての説明もきちんとされてはいたけど、そこまでして海で使わんでも…と思いました。
やはりケーブに行くことを前提として練習の為にという使い方がベストなのかなと。
では田原さんから盗むものはあったんか?
これが山盛り有りました。
例えば自分も通常のダイビングで予備のパーツを水中に持っていきますが、その優れた収納のやり方は目からウロコでした。
また、新しいマーカーブイの使い方、ブレイクアウトなど熱心にメモを取り、後から確認したらレポート提出かと言わんばかりの4000字にもなっていました。
さっそく今年の夏から使うぞ❗
でも、自分の探求心はまだまだ燃えております。
もっと田原さんからお宝をゲットしていかねばと思った一日でした。
じっくりと時間をかけて丁寧にサイドマウントについて説明をしてくれた田原さん、昼時に巨大なクーラーボックスを持ち込み全員分のグラハムバーガーを手際よく作ってくれたフォースエレメントのグラハムさん、そしてこのワークショップを成功させるために奔走してくれたSDI.TDI.ERDIJapanの加藤さん本当にありがとうございました。
#8592 田原 浩一 KOICHI TAHARA | ブログ | SDI / TDI / ERDI / PFI /First Response 日本サイト- ダイビング教育機関/指導団体・Cカード
https://www.sditdierdi.jp/blog/entry-372.html
インストラクター紹介 インストラクターNo. #8592 インストラクター名: 田原 浩一 KOICHI TAHARA ファシリティ紹介 ファシリティ名:Explorer's nest ファシリティHP:http://www.explorers...
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