第2回 稲積水中鍾乳洞プロジェクト/INAZUMI UNDERWATER CAVE PROJECT 2025年2月22日(土)~23日(祝) 開催のお知らせ

投稿者:加藤 大典


[プロジェクト名] INAZUMI UNDERWATER CAVE PROJECT  稲積水中鍾乳洞プロジェクト

[稲積水中鍾乳洞とは]
大分県豊後大野市にある稲積水中鍾乳洞は3億年前の古生代に形成され、30万年前の阿蘇火山大噴火により水没し現在の形を形成しました。洞内には水中鍾乳石や珊瑚石、ベルホール、ヘリクタイトなどが数多く見られる世界的にも珍しい水中鍾乳洞です。
稲積水中鍾乳洞の始まりは、今からおよそ2億数千万年前。はるか大昔、恐竜が生きていた時代で、私たち人類が現れ、やがて長くて寒い氷河期に入ろうとしていたときでした。 ちょうどそのころ稲積水中鍾乳洞のもとになる形(洞窟)ができたと考えられています。そしておよそ8万5千年前に起こった、熊本県の阿蘇山の大噴火によってこの鍾乳洞はすっかり水に埋もれてしまったのです。 その後長い時間がたち、 江戸時代には鍾乳洞の存在だけは知られていましたが、誰も見ることはありませんでした。 そして発見されたのは、現代のこと。ある日白山川で遊んでいた子どもたちが水のなかに“穴”を見つけたのが、なんと鍾乳洞の入り口だったのです。1976 年には塩月耕さんを中心とする潜水探検隊のダイバーによる潜水調査が始まり、日本でも一番長い約1,000 メートルの水中鍾乳洞が確認されました。 今でも調査は続き、2014年2月に行った潜水調査では、水中鍾乳洞全体の測量と、本洞最奥部の調査結果が報告され、新たに300メートルもの鍾乳洞が見つかりました。現時点で日本最長の水中鍾乳洞です。

[稲積水中鍾乳洞プロジェクト]
前回の公式な調査から10年。稲積水中鍾乳洞さんから許可をいただき、稲積水中鍾乳洞支配人 青松善輔さんの監督のもとプロジェクトをスタートしました。このプロジェクトは、この洞窟を潜り続けている、ケイブエクスプローラーINAZUMIの大濱裕次さん、そしてこの洞窟に何度も訪れている洞窟探検家の吉田勝次さんと、そして発起人であるTDI JAPAN代表の加藤大典の3名が中心となり、新たな未踏洞窟を探査することになりました。今回の探検は、水中だけではなく陸上洞窟の未踏洞窟も探査するケイバーとケイブダイバーのコラボレーションプロジェクトです。その他にもこの貴重な洞窟を守るための保全や啓蒙活動、新たな測量や撮影記録など様々な活動を行います。探検や測量、保全などを安全で質の高い報告ができるようにプロジェクトメンバーのトレーニングや教育にも力をいれていきます。プロジェクトのダイビングや探険も無理せず楽しく安全に運営していきます。主催は、稲積水中鍾乳洞プロジェクト SDI TDI ERDI PFI JAPANが後援となります。

このプロジェクトは継続してまいります。参加ご希望の方はご連絡くださいませ。
安全にマナーよく活動を行っていくために参加条件は下記になります。
[ダイバー]
このプロジェクトは、一般ダイバーさんの参加も可能です。一般ダイバーさんは、インストラクターがカバーンダイビングエリアをガイドいたします。ダイビング基礎技術の習得は必須ですので、事前にチェックダイブが必要となります。またバックアップガスの携行をおすすめしていますので、SDIソロダイバーやSDIサイドマウントダイバー資格があるとよいです。資格のない方は事前にトレーニングも可能です。ダイビング以外でもプロジェクトメンバーの活動を見学したり、お手伝いしたり、洞窟について学ぶことができます。
[ケイブダイバー]
TDIケイブダイバー(または同等資格)をお持ちの方もご参加いただけます。リアルなプロジェクトとなりますので、資格だけではなく、安全に潜るために、事前トレーニングやチェックダイブが必要です。SDI TDIファシリティとしての参加も可能です。
詳しくはお問い合わせください。


[プロジェクト名] INAZUMI UNDERWATER CAVE PROJECT 稲積水中鍾乳洞プロジェクト [稲積水中鍾乳洞とは] 大分県豊後大野市にある稲積水中鍾乳洞は3億年前の古生代に形成され、30万年前の阿蘇...



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