SDI日本代表の加藤大典です。
SDI オープンウォータースキューバダイバーインストラクターエバリュエーションコースに本部より最終試験官として参加してきました。
SDIのコースには大枠の基準ルールはもちろんありますが、詳細については、地域性も考えて、インストラクターに詳細を任せています。つまりフレキシブルさが、SDIの特徴です。
今回は、テクニカルインストラクターとしてもベテランのトーマスさんの主催のインストラクターコース。
よい入門ダイビングコースを開催したいと考えているインストラクターさんには、参考になる内容です。
参加するインストラクターもテクニカル仕込みのスキルが開発されていて、世界レベルでみても最先端といってよいクールなスタイル。レクリエーションのインストラクターから、そのレベルをトーマスさんは求められています。ハードルは高いですが、これはこれからのダイビングコースのひとつの理想形でもあると思います。
まず、何が普通と違うかというと、
1.ホリゾンタルトリムで講習を行う。
通常は、初級コースは膝立ち姿勢が多いですが、はじめから泳ぐ姿勢を意識させることで、上手なダイバーに育つという考え方です。もちろん浮力コントロールをマスターするまでは、水底に腹ばいで着底したところからスタートします。慣れてきたら中性浮力でスキルを行います。難易度高いですが、ここまでこだわれたらいいダイバーが育ちますね!!
2.バックプレートバックフロートBCDにメインをロングホース、オルタネイトをネックレスというホガシアンスタイル
3.講習生に主体性をもたせ、ミッション中心のカリキュラムで自発的に講習生が楽しめるスタイル
まとめると、このような内容です。とても参考になる教育方針です。
誤解がないように繰り返しますが、SDIはインストラクターに教育ブログラムの詳細について権限を与えていますので、ここに書いたスタイルだけが、SDIではありません。
そして、今回のIECは、海は混雑しているということで、富士五湖の本栖湖で開催。
全員ドライスーツなので、冷たくて淡水がきもちいい。まわりはカヌーイストやガールスカウトなど余暇を楽しむ方たちがたくさん。
そして今回のインストラクター候補生のお二人も、SDIインストラクターの仲間入り!!
数ある指導団体の中からSDIを選んでくれてありがとうございます。
誠心誠意、これからのインストラクターライフをサポートしていきたいと思っています。