I WANT TO BE A TECH DIVER. WHERE DO I START?
by John Bentley
なぜ、ダイビングに興味があるのですか?
テレビ、雑誌、友達の話。きっかけはどうでも、水中世界の探検は魅惑的で心が躍ります。探検が続けるにはどうすれば?ズバリ、テクニカルダイビングでは?
計画されたデコがより深く、より長い水中世界訪問を可能にしてくれる。
デコ(減圧)ダイバーはあらゆる酸素ミクスチャーを使って、海底の沈船、サンゴ礁を探索するダイビング時間を延長します。スポーツダイバーなら30mには30分ですが、減圧ダイバーは60分以上、最高の水中活動ができます。
ヘリウムなら頭すっきりのまま海底に行ける
水深40mを超すダイビングでは、減圧ダイバーはシリンダーにヘリウムを充填して、他のダイバーには見られない海底の王国に入っていきます。ダイバーの見るリーフや難破船は、宇宙飛行士が月に行くより、訪れる人のない世界かもしれません。
オーバーヘッド環境トレーニングは、過去や歴史への旅に誘います。
入り口から何百mも伸びる、何百万年もの水の浸食が作りだした洞窟は、オーバーヘッドダイビングのトレーニングを積んだダイバーだけのものです。その類を見ない美しさと静けさは信じられないほどの悠久の時を経て作られたものです。
テクニカルダイバーへの道
テクニカルダイバーになるには、トレーニング、経験、そして情熱が同じように必要です。その1つが欠けても、テクニカルダイビングはリスキーになり、価値のないものになります。
プラクティス(練習)
パッション(情熱)
器材
認定ダイバーになる
認定ダイバーになることは、スキル習得の始まりにすぎません。しかしその第1日目から、徹底した、目の行き届いたトレーニングは楽しく、テクニカルダイバーへの準備の最良の道です。
スキルの向上
エントリーレベルのテクニカルコースは25ダイブが最低条件です。スペシャルティコースのダイビングもトレーニングダイビングでも条件を満たせします。
1.ディープー水深域を広げ、複雑なダイブプランニングの入り口。
2.ナビゲーションー自分が今どこにいるのかを知る、水中ナビゲーションテクニックをマスターする。
3.サーチ&リカバリー―チームワークで複雑なナビゲーションとリフトバッグを使いこなす。
4.レスキュー緊急シナリオに基づいて、エントリーして水中実習をする。
5.CPROX1stAED-ダイビング環境でのトータル的な緊急手当を学ぶ。
器材を知る
テックダイバーへのスタート
重要なことはテクニカルダイビングはレクリエーションの一部ですが、ダイバーは平均的なテクニカルダイブでもその基本原理と考え方の、レクリエーションダイビングとの違いにすぐに気づくでしょう。“テクニカル”の領域でのダイビングの、水中世界を見るための器材設定は、単により深いダイビングをしたいという理由だけのものではありません。ケーブダイビングや減圧ダイビングには高いリスクがともないます。しかしこのリスクは、ダイブプランニングとトレーニングによって、ある程度軽減ができます。同じようにダイバーが高いスタンダードを守ることによって、和らげることができます。テクニカルダイバーになるには練習が必要になります。いくら調べたり本を読んでも、水中での実習の代わりにはなりません。またコース内容とテクニカルインストラクターによるトレーニングが、最低認定条件を超えることがよくあることを、ダイバーは知るでしょう。テクニカルダイビングのトレーニングは、ケーブの奥までの距離500mでのトラブルを解決し、水面に戻るための、器材のリダンダンシーを教えてくれます。難しく、怖いように見えますが、このような環境でのダイビングの不可欠な側面なのです。テクニカルダイビングのトレーニングは挑戦的なことばかりでなく、楽しいトレーニングです。トレーニングが終われば、ダイバーには他のダイバーには手の届かない世界への、ゴールデンチケットが待っています。
持つべきものは
器材―基本的には同じですが、イントロテックコース、サイドマウントまたはCCRデュリエントでは、少し違った器材コンフィギュレーションを学びます。2つのシリンダーに2つのセカンドステージでなく、それぞれの独立したファーストステージの付く、2系統のタイプを使用します。水深下ではガスプランニングは綿密になり、ハーネスは金属製が多く使われます。
バックマウントダブル
バックマウントダブルがある程度使用されます。インディペンデントバックマウントダブルとシングルオリフィス(空気孔1つ)のダブルシリンダーは問題があるので、どちらも最近のダイビングでは一般的ではありません。インディペンデントダブルは2つのシリンダーをダイバーが背負い、それぞれのシリンダーにレギュレーターがつきます。ファーストステージが故障すると、シリンダー1つがダウンします。シングルオリフィスのダブルシリンダーは2つのシリンダーが1つのヴァルブで接続されています。シングルオリフィスダブルのファーストステージが故障すると、すべてのガスが失われます。今日ではこれらの問題点をなくす、アイソレーターマニフォルドダブルが使用されます。それぞれのシリンダーは独立して働くことができますが、1つのレギュレーターで両方のシリンダーのガスが呼吸できます。このタイプのダブルシリンダーは金属バンドでセットにされ、必要なときにはガスを独立分離して使用できるように、アイソレーターマニフォルドでヴァルブを接続するのが典型的です。バックマウントダブルでのダイビングは、普通のバックマウントシングルのダイビングに似ていて、縦方向については同じスタイルになります。
良い点:1つのファーストステージが故障しても、1つのファーストステージから両方のシリンダーのガスが呼吸できる。
悪い点:マニフォルドが故障すると、破壊的なガスロスが起きる可能性がある。バンド /ヴァルブがどこの地域にでもあるわけではない。
サイドマウントダブル
サイドマウントシリンダーはケーブダイビングから始まり、それからテクニカルダイビングのすべてのスタイルの中でポピュラーになりました。それぞれにファーストステージを装着した、独立した2本のシリンダーです、ダイバーの両方の体側に装着します。レギュレーターが故障したときに、両方のシリンダーからはダイバーは呼吸できませんが、ダイバーはヴァルブに容易に手が届きます。サイドマウントダイビングはダイバーの姿勢の水平面が広がりますが、姿勢の垂直面は小さくなります。
良い点:シリンダーが独立していて、水中、陸上でのモジュラー性は高い。
悪い点:ファーストステージが故障すると、シリンダーから呼吸できない。
リブリーザー
リブリーザーはダイバーが吐くCO2を吸収し、小さなシリンダーから一定量のガスを注入して、ダイバーの吐くガスをリサイクルすることで、大きなシリンダーなしでも、ダイビングを延長できます。リブリーザーは、大型のダブルシリンダーを携行することに比べて、とくにディープダイビングでは大きくダイブタイムを伸ばします。リブリーザーはバックマウントでもサイドマウントにもできますが、そのコンフィギュレーションによってプロフィールスタイルが変わってきます。
良い点:少ない、小さいシリンダーでダイブタイムが延長できる。
悪い点:高価、ダイビング中のより慎重なモニターが必要。
ストリームライン
どのような器材を選択しても、エントリーレベルのダイバーはぶら下がりや、引きずらないように器材をストリームラインプロフィールにすることを学びます。これが最も効率の良い推進力とアウェアネス能力を最大にさせます。
スキル(全般)-イントロテックダイバーは新しい器材コンフィギュレーションに合ったトリムと浮力コントロールを練習します。効率のよいダイビングの基礎になります。この基礎をマスターすれば、講習生は動き方の練習ができ、より進んだスキル練習に進むことができます。
スキル(個別)-このプログラムの中で、それぞれのダイビングの特定のスキルは失敗せずにできるようになるまで練習します。オーバーヘッドダイビングのナビゲーションとラインのスキルは、無意識できるところまで磨きがかけられます。減圧ダイバーでは、目をつぶっても減圧停止とガスマネージメントのプランニングでき、実行できるようになります。リブリーザーダイバーは器材完全な機能で働かせるために、細心の注意をはらって、器材を組み立て、テストし、分解します。それぞれのコースのスキルはそれぞれの認定の最初のレベルの中で確実に習得され、さらにそこから進んでいきます。スキルは各段階でより深く、より広く磨かれていき、よい準備のできた、実力のあるダイバーになるための、新たな課題が与えられます。
学科―テクニカルコースの学科部分は他のスキューバクラスと非常に似ています。講習生は自習し、新しい知識をインストラクターと話し合います。テクニカルコースのダイブプランニング面は、ほとんどのダイバーダイブプランニングに比べて大きく拡充されています。そしてダイブプランニングはダイビングの成功のもっとも重要な役割を担います。オーバーヘッドと減圧ダイビングでは、プランニングの中でもガスマネージメントが、ほとんどのダイバーのプランニングより、はるかに長く取上げられます、ダイビングに必要なガスの容量、予備量を計算するには、コンピュータープログラムまで使用されます。
精神面-あくまでもテクニカルダイビングは楽しいダイビングです。素晴らしいものを見る、まったくスポーツダイビングと同じですが、テクニカルダイビングは、スポーツダイバーに隠されたものを、より深くで、より長く見ることができます。テクニカルダイビングはあくまでもファンダイビングが目的です。いつでもジョークを言い合いながら、笑いながらのダイビングですが、そのダイブプランニングと実行には真剣さが要求されます。すべてのダイビングにはなんらかのリスクがあります。正しいプランニング、スキル練習、正しい実行がなされなければ、これらのリスクは大きくなります。
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