TDI CCR HELITROX DECOMPRESSION PROCEDURES
TDI CCR減圧ヘリトロックスダイバー
このコースは、ヘリトロックスディルエントガスを使用したCCRミックスガスダイビングにおける入門レベルのうち、第2段階目の認定コースです。このコースの目的は、CCRを使用する際の利点、潜在的なリスク、正しい手順と、エアー/ナイトロックス/ヘリウムディルエントによる正しい減圧ダイビングの基礎的なスキルをトレーニングし、最大深度45m(150ft)までの基本的なCCRダイビングスキルを習得することです。講習生は、ヘリウム35%(+/- 5%)以下、酸素21%以上のディルエントとベイルアウトのミックスを使用することが許可されており、減圧には最大100%の酸素を使用できます。
どのような人のためのコースか
- 深度制限の拡大、CCR減圧手順の習得、ナルコシスの軽減を考えているTDIディルエント(または同等ランクの)ダイバーの方
- オープンサーキットのTDIアドバンストナイトロックスと減圧手順、またはヘリトロックスダイバーで、CCRを利用して深度制限と潜水時間を拡大したいと考えている方
コースの前提条件
- 18歳以上
- 50回以上のダイブログ
- TDIアドバンストナイトロックスダイバー、減圧手順ダイバー、ヘリトロックスダイバー、またはTDIが認めるダイビング教育機関による同等の認定レベル以上であること
- リブリーザーがTDI認可のサイドマウントリブリーザーの場合、講習生はTDIサイドマウントダイバーの認定または同等の認定がなければならず、サイドマウントでのダイビングを10回以上記録したログを提出しなければならない
OR
- 18歳以上
- TDIエアディルエントCCRダイバーまたは同等レベルの認定
- CCRユニットで30時間の経験
- 6ヶ月以上のCCRダイビングの経験
このコースで学べること
- リブリーザーの歴史と進化
- オープンサーキット、CCR、SCRの比較と、それぞれのメリット/デメリット
- システムの機械工学
- ガス生理学
- 電子制御および手動によるシステムの構造とメンテナンス
- ダイブテーブル
- ダイブコンピュータ
- ダイブプランニング
- 緊急時の手順
- ヘリウムの注意事項
このコースでやるべきこと
- すべてのオープンウォーターダイブは、9m(30ft)から45m(150ft)までの深度であること
- 2回のダイビングは深度20m(66ft)以上、2回のダイビングは深度35m(115ft)以上であること
- PO2がメーカー推奨値または作業限界値である1.3barを超えないこと
- すべてのダイビングはCNS%制限内で行い、推奨されるCNSの最大値はPO2の合計値の80%であること
- 安全停止は、6m(20ft)で最低3分間行うこと
- 自動希釈バルブ(ADV)を使用する場合は、ディルエントゲージの定期的なチェックや添加物の管理などの追加スキルに留意すること
- ストレスに対応するため、すべての船外ガスを毎分45.3L(1.06cf)の使用量で計算すること
- すべてのダイビングは、適切な一定PO2減圧テーブルの範囲内で完了すること
- 講習生は、特定のCCRユニットでのヘリトロックス減圧ダイビングのみ認定されます
- 講習生は、減圧のシミュレーションを含め、O/Cで深度からのベイルアウトを1回行わなければならない
海洋スキル
- プレダイブチェック
- 酸素アナライザーを使用し、ディルエントシリンダーおよびガスシリンダーにおける酸素分圧を測定
- 以下の内容を含む適切なダイビングプランの計画手順
- 緊急時の手順
- 浮力コントロールのための、BCD/スーツの使用と効果的なループでの呼吸量管理
- リークバルブチェックを行うため、潜降中に深度3~6m(10~20ft)にて停止
- PO2レベル(セットポイント)のモニタリングのための電子システムと、設定値の変更
- 電子制御のCCRを使用しない場合は、セットポイントをマニュアルコントロ ール
- ヘッドアップディスプレイとコンピューターの使用と調整
- マスクの取り外しと交換
- リフトバッグ/ディレイトサーフェイスマーカーブイとリールの使用(該当する場合)
- 事前に定めた範囲内にて適切なダイビングをおこなう
- ループボリュームを一定に保つマネジメント
- ディルエントガスと酸素を適切に使用したセル検証チェック
- 汚染防止と感染予防のための、ダイビング後のユニット洗浄
このコースが講習生にとって最初のCCRコースである場合、以下の事項を必ず実施すること
- ダイビング後のユニット洗浄
- 機器のメンテナンス
減圧に関連した水中スキル
- 1本のベイルアウト/デコシリンダーを装備した状態で、水面および水中において余裕を持って移動できる泳力をデモンストレーション
- 水中において一定の深度、位置を維持しながら、1本のベイルアウト/デコシリンダーを落とし、回収するデモンストレーション
- 単独/チームメンバーでの深場からSMBもしくはリフトバッグを展開するデモンストレーション
- マニホールド、ファーストステージ、SPG(残圧計)、プライマリレギュレーターからのガス放出に対する適切な処置をデモンストレーション
- デコ用レギュレーターからのフリーフローに的確な対処
- 1分以上デコガスによりバディブリージング
- 酸素リブリーザーモードにて深度6m(20ft)未満で安全停止
- オープンサーキットを使用し、減圧を必ず含むベイルアウトシナリオを1つ実行する
このコースで得られるもの
以下の制限を守ることを条件に、直接の監督なしにCCRを使用した減圧ダイビングを行うことができます。
- ダイビング内容が、トレーニング内容と同様
- 活動地域が、トレーニング環境と同様
- 環境条件が、トレーニング環境と同様
このコースの修了後、以下のコースに参加することができます。
コースの認定要件
- 学科テストに合格すること
- 安全かつ効率的に海洋実習を行うこと
- ダイビングの計画と実行に関して適切な判断ができること
- コース開始日から6週間以内に修了すること
- コース終了後6ヶ月以上活動しない場合は、リフレッシュコースを修了すること
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